最近では、丸川珠代オリンピック担当大臣が、大臣就任会見で着用していた白のスーツに鮮やかな青のインナーの組み合わせ。都知事選で酷評した小池百合子東京都知事が初登庁時に着用した白と青そっくりの色合いに、小池都知事へ恭順の意を示したのでは、と言われたのは記憶に新しい。
さて、16日の民進党両院議員総会に話を戻すと、この日は、野田佳彦元首相を幹事長に提案する大事な日。蓮舫代表が選んだジャケットは濃紺、合わせたインナーは白。キリリと締まった色合いに、新しいリーダーとして決断する、という強い意志が垣間見えた。
だが、事前に情報が漏れていた幹事長提案に反発する議員も多く、会場は空席が目立った。蓮舫代表は一歩下がって頭を深く下げたが、会場の反応は鈍い。顔を上げる際には、一瞬、勝ち気ないつもの顔とはまるで違う、今にも泣き出しそうな表情を見せた。冷たい場の雰囲気にプレッシャーを感じ、不満や批判が噴出してこないか不安が高まったのだろう。
案の定、承認の拍手はまばら。代わりに厳しい批判が噴出した。どんな表情でその批判を聞いていたのか、民進党がアップした画像には、蓮舫代表の顔がまるで写っていないのが残念。だけど、総会が終わって席を立ち、議員らに挨拶する顔に浮かんでいたのは、強張った愛想笑いだった。
二の舞を演じるのは嫌だ。新執行部人事を決定する2回目の両院議員総会を前に、蓮舫代表がそう思ったかどうかは定かではないが、心のどこかで、ここは波風が立たないよう穏便にすませたい、と願ったのでは?
その理由は…、21日、前回以上に空席が目立った両院議員総会で、蓮舫代表が着ていたのは柔らかいピンク色のジャケット!
えぇ!? まさかのこの色?
そして、さらに驚くことが。