トランプ政策に影響与える「黒幕バノン」 施政方針演説で“らしさ”封印の驚き (2/2ページ)

2017.03.07

 目を開かされたのは、青山学院大学の会田弘(あいだ・ひろつぐ)教授(元共同通信ワシントン支局長)が、新潮社ウェブに寄稿した「国際論壇レビュー」の連載記事だった。

 同教授は連載2回目に、バノン氏が自らを「チューダー朝の英国で大改革を断行し、最後は処刑されたトマス・クロムウェルに例えて見せている」と報じた『ハリウッド・リポーター』(2016年11月18日号)の記事を紹介している。

 世界史の教科書に出て来る16世紀の思想家・クロムウェルのことだ。

 そして、バノン氏の世界観を次のように解説している。(1)グローバル資本主義への不信と一種の階級闘争史観(2)グローバル化現象の中での国家主権回復への強いこだわり(3)制度腐敗と闘争前夜を強く意識するキリスト教終末論に近い時代認識と文明衝突観−。

 いやはや、単なるデマゴーグではなかった。ドイツの哲学者、カール・シュミットの思想を受け継いでいるというのである。

 米メディアからも概して好感された議会演説後の世論調査で、大統領支持率は確実に上昇する。会田教授の記事にあるキャッチコピー「黒幕バノン」効果と言えなくない。

 そのバノン氏は、異例にも国家安全保障会議(NSC)の常任メンバーとなった。トランプ外交・安保政策にも影響力を行使するのだ。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)

 

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