阪神・原口が激白!“捕手再挑戦”直訴の真相 「やっぱり、捕手で家族を養いたい」

原口は自ら退路を断ち、捕手再挑戦に賭けた

 一度は故障で育成選手契約に切り替えられながら、昨春支配下再登録され「虎のシンデレラボーイ」として一躍注目を集めた阪神・原口文仁捕手(25)。今季は一塁に転向しながら結果を残せなかったが、不屈の男がへこたれるはずもない。今オフ「捕手再挑戦」を直訴した真相を夕刊フジに明かした。(山戸英州)

 「やっぱり、ずっとやってきたあのポジションで勝負したかった。僕は捕手で家族を養いたいんです。再挑戦の話をした段階で、次はないと思ってやっています」

 高知・安芸での秋季キャンプ前、首脳陣に捕手で参加したい旨を伝えた。いま、どこか吹っ切れた表情で語る。

 昨年4月26日、3年続いた育成選手から支配下再登録されると、一気にブレーク。出場107試合で打率・299、11本塁打、46打点をマークした。今季は捕手登録のまま一塁にコンバートされたが、・226、6本塁打、25打点と全くふるわなかった。

 今キャンプでは捕手として約9カ月ぶりに練習。「正直、捕手としての感覚はまだ鈍いですよ。やっぱりキャッチャーって、配球はもちろん、捕球ひとつとっても実戦で感覚を養い生かすポジションですから」と苦笑。

 それでも、キャンプ第3クールにおこなわれた2度目の盗塁阻止練習で、ほぼ完璧に二盗を刺し「ようやく(スタート位置に)立ったと思えるようになってきた」と手応えも口にする。

 1年間、他のポジションを経験したことで見えたこともある。もともと打撃に定評があり「今年はそこを期待されて(一塁に)行ったと思うのですが、やっぱり守備がうまくないと生き残れないと痛感した。単に打てるだけでは1軍レギュラーになれない。あの経験は(正捕手を目指す上でも)ものすごく役立っています」と話す。

 今季不振だった打撃ではグリップ位置を意識しながら来春のキャンプまでにフォーム固めに取り組む。

 「『二兎を追う者は一兎をも得ず』とのことわざがありますが、僕は両方伸ばさないと後がない。だから、両方追い求めます」とキッパリ。原口は2度の試練を乗り越え、「打てる正捕手」の称号を目指す。