パドレス地元は手応え大?すでに大谷獲得ムード 東海岸の球団幹部は異例の交渉方式に苦言

2016年2月の米アリゾナキャンプでホフマン氏(左)に声をかけられる大谷(リョウ薮下撮影)

 ポスティングシステムによる米大リーグ移籍を目指す日本ハム・大谷翔平投手(23)が5日(日本時間6日)までに、書類選考を経て自ら選んだ7球団との面談を終えた。最後に交渉したのがパドレス。地元紙、サンディエゴ・ユニオン・トリビューンは、交渉の手応えを報じ、早くも獲得に成功したかのように伝えている。

 同紙は「チームのアドバイザーを務める野茂英雄氏(49)やメジャー史上2位の601セーブをあげたトレバー・ホフマンらが交渉に参加したもようだ」とし、大谷獲得に自信をみなぎらせた。

 これを受け、同紙のケビン・エーシー記者は、「大谷がパドレスを選ぶ。サンディエゴの町は変わる。サンタアナの風がやさしく吹き、ダウンタウンにはボイセンベリーの香りが漂う。弱小チームが大谷を獲得できることが我々を興奮させる」と興奮。すっかり大谷がパドレスに入団を決めたかのようだ。

 一方、ベテラン野球記者のケン・ローゼンタール氏は、「東海岸の球団幹部らが大谷主導の今回のプロセスに不満を募らせている」と報じた。大谷の代理人が全30球団に質問状を送り付け、回答したチームの中から7球団だけが、面談を許される異例の交渉だった。

 「東海岸のチームの幹部は、西海岸を中心に選ぶなら、なぜ我々に回答を求めたのか、とフラストレーションを募らせている。短い時間の面談は、“アリバイ作りではないか”“弄ばれているのでは”という声がある」とした。

 もちろん、「大谷は二刀流ができるチームを迅速に選びたかっただけ」と理解を示す大リーグ関係者の声もあった。