【そういうことだろ~】ホッとするのは韓国破ってからだろ~ ハリルJ、優勝に王手だけど2試合とも紙一重

北朝鮮戦で気を吐いた中村(胸番号12)だが、真価を問われるのはこれからだ

 --東アジアE-1選手権でハリル・ジャパンが優勝に王手です

 清水「でもさ、2試合とも紙一重だったろ?」

 --これまでのハリル・ジャパンで一番いい雰囲気ですよ

 「そう思うのは韓国に勝って優勝してからにしようよ。韓国戦(16日・味スタ)ではドローでも優勝だけど、引き分けでいいなんて思っちゃいけない。最低でも2-0で勝たなきゃダメ」

 --伝統の日韓戦で2-0は高いハードルです

 「そんなことはない。今大会で一番驚いたのは韓国代表がとってもおとなしいこと。彼らには“アジアの虎”っていう愛称があるが、今回の韓国は、牙を抜かれた虎が眠ってる感じ」

 --なぜですかね

 「全く怖くないもの。ヌルいサッカーだよ。これまでの韓国だったら、それこそ戦術抜きで毎試合死にものぐるいで勝ちにきた。それがない。いい意味でいえば洗練されたというか。こんなサッカーをしていたら韓国国内では支持は得られないよね。日韓戦でも前の2試合のようだったら、日本は圧勝しなきゃうそだよ」

 --反対に日本は新戦力も出てきました

 「ちょっと待った!! ひいき目に見てもちゃんとゴールを決めたFW小林(川崎)ぐらいさ。DF昌子(鹿島)のゴールも本人が一番驚いている、まさかのゴールだった。確かにGK中村(柏)はよかった。でもね、まだたった1試合だろ?

 日韓戦で起用してほしいし、そこでしっかり完封してもらいたい」

 --韓国戦は圧勝がノルマですね

 「そうです。だって今大会では韓国だけが来年のW杯に出るライバルだよ。負けなんて論外だろ~。優勝したら『3連勝したのは私のおかげさ!』なんてハリルさんなら言いかねないけどな~(笑)。韓国に圧勝して、いい正月をむかえようじゃないか」(聞き手・久保武司)

 ■清水秀彦(しみず・ひでひこ) 1954年11月4日、東京都生まれ。ポジションはMF。浦和市立高、法大、日産サッカー部(現J1横浜)で日本一を経験。93年のJリーグ開幕戦で横浜Mを率い勝利を収めたのを皮切りに、Jリーグ4クラブで監督を務め通算134勝を達成。