【ゴルフ真剣勝負 the MATCH】頭とボールを離せ ビハインド・ザ・ボールで打つことでブレにくい軸

〔1〕ビハインド・ザ・ボールで打つ

★中里光之介(2)

 飛距離を出すためには、それなりにしっかり振らなければいけないと、僕は思っています。指導者の中には、「少し力を抜いて振ったほうが、飛距離が出る」という人もいますが、それは軽く振ったほうが、軸がブレなかったり、バランスが崩れなかったりするからでしょう。軸がブレず、バランスも崩れなければ、しっかり振ったほうが飛ぶに決まっています。

 力いっぱい振っても軸がブレないようにするためには、まず前回紹介したおなか(おへその下あたり)に力を入れることが大事。それともうひとつは、頭とボールを近づけないこと。いわゆるビハインド・ザ・ボールで打つ(写真〔1〕)ことです。

 頭とボールを近づけないということは、つまり、頭がボールのほうに寄っていかないようにすること。これを実現するために、僕はどちらかというと頭とボールとを離すイメージでダウンスイングをしています。その感覚で打って初めて、イメージ通りのビハインド・ザ・ボールになるような気がするからです。

 もちろん、これはイメージなので、実際に頭がボールと逆方向に動いていくというわけではありませんが、それぐらい頭はボールに近づけないように意識しているということです。

 また、頭とボールとの関係が上手くイメージできない人は、ボールの手前を打つイメージで振り抜くというのもひとつの方法です。ボールの手前数センチのところにボールがあるとイメージしてその仮想のボールを打ち抜く。そうすれば、頭が寄ったとしてもボールの手前なので、ビハインド・ザ・ボールをキープできるからです。

 それほど飛ばそうと思っていなくても、アベレージゴルファーの多くは、ボールを打ちにいって体が前に突っ込み、頭も前に出てしまうというミスを頻繁にやっています(同〔2〕)。

 このようなミスを防ぐためにも、頭とボールを離して打つことを意識しましょう。そうすれば目いっぱい振り回しても、大きく芯を外れることはないはずです。

 

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 ■中里光之介(なかざと・こうのすけ) 1992年8月16日、東京生まれ。中1でゴルフ部のある杉並学院に転校。中3の2007年、当時杉並学院高1年だった石川遼のツアー優勝を刺激に、高1からQTに挑戦。16年チャレンジツアーで2勝して賞金ランク3位、17年も1勝して同ツアー賞金ランク6位に入る。