明大、19大会ぶりの決勝進出 ラグビー大学選手権

後半、突進する明大CTB梶村(中央)。名門が復活ののろしを上げた=秩父宮(山田俊介撮影)

 ラグビー大学選手権準決勝(2日、明大43-21大東大、秩父宮)ノーサイドの笛が鳴り響くと、スタンドでは大歓声が上がり、紫紺と白の応援旗があちこちではためいた。大東大を逆転で破った明大が19大会ぶりの決勝進出。2013年の就任後、前々回の4強が最高成績だった丹羽監督は「1つ上に上がる意味は大きい」とうなずいた。

 前半は相手のスクラムに手を焼いたが、選手は冷静だった。「我慢すれば風上の後半は流れが来ると思っていた」と1年のロック箸本。WTB山村のトライ(ゴール)で追い付き、SO堀米のPGで勝ち越した直後、CTB梶村が流れを決定づけた。自陣で奪ったボールをけり出した後、キックチャージからトライを奪うビッグプレー。副将の活躍で勢いに乗ったチームは、さらに3トライを重ねた。

 サントリーや日本代表で活躍したOBの田中澄憲氏をヘッドコーチに迎えた今季は「ニューメイジ」のスローガンの下、さまざまな改革に着手。その一つがウエートトレーニングで、関東対抗戦が始まる秋に入っても強度を落とさなかった。鍛えられた「重戦車」が相手を消耗させ、終盤にたたみかける必勝パターンは先月の早明戦で確立。堀米が「フィットネスでは自分たちが勝る」と誇ったように80分間を戦い抜く体力には自信があった。

 決勝の相手は関東対抗戦で完敗した帝京大。王者への雪辱と21大会ぶりの大学日本一を狙う。(産経新聞、奥村信哉)