【江尻良文の快説・怪説】立ちはだかる平昌五輪&サッカーW杯 いきなり真価問われるNPB・斉藤新コミッショナー

斉藤惇新コミッショナー

 日本野球機構(NPB)は5日が仕事始め。昨年は両リーグ合わせて史上初の入場者2500万人超え動員を記録したが、今年は“前門の平昌冬季五輪”と“後門のサッカーW杯ロシア大会”が立ちはだかる。

 昨年11月のオーナー会議で任期満了、退任した熊崎勝彦前コミッショナー(75)=現コミッショナー顧問=からバトンタッチされた斉藤惇新コミッショナー(78)=前日本取引所グループ最高経営者=は、いきなり真価を問われることになる。

 金子鋭元コミッショナー(富士銀行=現みずほ銀行=前頭取)以来のビジネス界出身として経営的手腕を期待されての就任だからだ。斉藤コミッショナーは世界的な二大イベントとも言える五輪とW杯の板挟みになるシーズンに本格的にデビューするのだ。

 韓国の平昌で開催される第23回冬季五輪が2月9日に開幕して、同25日閉幕までの17日間。サッカーW杯ロシア大会は6月15日から7月14日まで行われる。

 早実時代に日本国中の野球ファンを熱狂させたスーパースター候補生の日本ハムドラフト1位・清宮幸太郎を擁する日本プロ野球界。2月のキャンプで一気に清宮狂騒曲を奏で、昨年新記録をマークした観客動員をさらに更新するジャンプ台にしたいところだろう。

 2月1日にキャンプインして1週間ちょっとで平昌冬季五輪。日本人選手がメダル獲得となれば、キャンプ報道は小さな扱いになり、ファンの関心度も低くなる。さらに注目の交流戦最中にサッカーW杯が開催されてはダブルパンチ。一難去ってまた一難だ。

 真価を問われる斉藤コミッショナーがどんな経営手腕を披露するのか。お手並み拝見だ。 (江尻良文)