小平、亡き友に涙で誓った金メダル 「都の分まで頑張って」住吉さん家族から言われた言葉

2013年、ソチ冬季五輪代表選考会で住吉都さんの横に並ぶ小平奈緒(中列右)

 自身3度目の五輪となる平昌で日本選手団主将を務める女子スピードスケートの小平奈緒(31)は、信州大時代の同級生でソチ五輪でともに戦った住吉都さん(享年30)の訃報という大きな悲しみの中、選手団の主将として24日に都内で開かれた結団式・壮行会の重責をまっとうした。

 「大学で4年間、一緒にやって、一番近くで一緒にやってきた仲間が、こういう形になってしまって、私自身も信じられない思いがあります」と話す目からは涙がこぼれ落ちた。年明けには、食事をしながらスケート談義をしたばかりだという。

 前日23日には、遺族の了解を得て住吉さんに最後の別れをしてきた。「住吉の分の人生を生きることはできないですけど、ご家族から『都の分までスケートを頑張って』と言ってもらった」。名字を呼び捨てにするほど親しい間柄の仲間を喪った悲しみが、痛いほど伝わった。

 「平昌五輪でしっかりと自分の力を出して、スケートが好きな気持ちを皆さんに見てもらいたい」と必死で前を向く先には、ソチ五輪後から積み重ねてきた4年分の光がきっとある。