歴代最高打者アンケート ONやイチロー、張本勲は何位?

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史上最高のバッターは誰?

 2月1日にプロ野球がキャンプイン。開幕に向けてワクワク感を押さえられないプロ野球ファンの鉄板の話題が、「歴代最高の投手・打者は誰なのか?」というネタだ。長くプロ野球を見続けてきた本誌・週刊ポスト読者1000人が、ガチンコで選定した歴代最高打者は誰なのか。

 イチロー(2位・188票)を抑えて1位に輝いたのは、世界のホームラン王・王貞治(311票)だった。

 「“歴代最高”というなら、王しかいない。868本の通算本塁打記録はもちろんだが、本塁打王15回、打点王13回、首位打者5回はすごすぎる」(72・元会社役員)

 68歳男性(自営業)は「王ボール」が王の凄さを証明していると語る。

 「なにしろ主審がストライクだと思っても、王が見送ったら“自分が間違ってるかも”と“ボール”と判定してしまうんだから。それほど偉大な選手は他にいないよ。村山(実)や江夏(豊)が血相を変えてマウンドから駆け下りてきて抗議していた。でも、そのあとマウンドに戻った村山や江夏にホームランでとどめを刺すんだから、別格でしょう」

 3位にはミスタープロ野球・長嶋茂雄(131票)が入った。

 「勝負強さはナンバー1だったし、彼のような華のある選手は後にも先にも存在しない」(75・元会社員)

 6位・川上哲治(39票)は巨人の「V9監督」のイメージが強いが、現役時代は「打撃の神様」と称された。巨人の名遊撃手としてV9に貢献し、監督としてもヤクルト、西武を日本一に導いた広岡達朗氏が言う。

 「王は努力に努力を重ねてナンバー1になった人。センスからいえばイチローが上だが、努力では王が上。長嶋は逆に、生まれ持った才能で実績を残した。カワ(川上)さんも打つことに命を懸けていた努力の人。試合前の打撃練習を一人で独占して、他選手には一人3球しか打たせなかったからね。それでこそプロのバッターです」

◆ただのショートライナーが

 「ご意見番」としてお馴染みの7位・張本勲(34票)は、広角打法で日本プロ野球史上唯一の3000本安打を達成。のみならず、500本塁打300盗塁と、長打力や走力も兼ね備える選手だった。現役選手への“喝”に「何様?」との声も上がるが、それだけの実績はある。

 「知将」が代名詞の8位・野村克也(30票)は、王に先んじた「戦後初の三冠王」。捕手で三冠王に輝いたのは、世界でもひとりしかいない。

 「高校生の頃、オープン戦で南海の試合を観に行って、ノムさんの素振りを初めて観た時は驚いた。なにしろスイングするたびに、ブン、ブンと大きな音が観客席にまで響くんだから。その後もあのバットスイングを超える選手はいない」(71・元公務員)

 9位には「怪童」中西太(28票)がランクイン。ショートライナー性の打球がそのまま浮き上がり、バックスクリーンを越えたという「伝説」の持ち主だ。

 「少々オーバーにしても、弾丸ライナーでスタンドの最上段まで飛ばすパワーは本当にすごかった。西鉄ライオンズの中西、豊田泰光、大下弘の“水爆打線”は史上最強だったと思う」(75・元会社員)

 10位以下には、初代・安打製造機の榎本喜八(14位)、バース(10位)、ブライアント(14位)という“最強助っ人”など、個性あふれる選手たちが名を連ねた。以下、上位20人のランキングだ。

 ◆週刊ポスト読者が投票したプロ野球総選挙〈打者部門・上位20人〉

 (カッコ内は主な球団。数字は票数)

 1位 王貞治(巨人)311

 2位 イチロー(オリックス)188

 3位 長嶋茂雄(巨人)131

 4位 落合博満(ロッテ、中日)67

 5位 松井秀喜(巨人)49

 6位 川上哲治(巨人)39

 7位 張本勲(東映、巨人)34

 8位 野村克也(南海)30

 9位 中西太(西鉄)28

 10位 バース(阪神)23

 11位 大谷翔平(日ハム)18

 12位 金本知憲(広島、阪神)16

 13位 門田博光(南海、オリックス)15

 14位 ブライアント(近鉄)14

 14位 榎本喜八(ロッテ)14

 16位 山本浩二(広島)12

 17位 掛布雅之(阪神)10

 18位 桑田武(大洋)9

 18位 清原和博(西武、巨人)9

 20位 立浪和義(中日)8

 ※週刊ポスト2018年2月16・23日号