【江尻良文の快説・怪説】そろって実刑判決、ロッテは球団ツートップ刷新せよ

重光武雄オーナー(共同)

 親子骨肉の争いを繰り広げている千葉ロッテマリーンズの重光武雄オーナー(95)と重光昭夫オーナー代行(63)は、共にポストを返上するのが当然だ。

 韓国のソウル中央地裁は13日、朴槿恵前大統領への贈賄罪で在宅起訴されていたロッテグループ会長の昭夫代行に懲役2年6月の実刑判決を言い渡し、即日身柄を拘束された。昨年12月22日に別の裁判で執行猶予付きの懲役1年8月の判決を受けているが、この日の実刑判決で執行猶予は無効。懲役は合計4年2月になる。

 代行だけではない。父親でロッテグループ創業者の武雄オーナーも昨年12月の裁判で懲役4年、罰金35億ウォン(約3・5億円)の実刑判決。高齢を考慮され、身柄は拘束されていない。こんな状態ではロッテ球団のファンとすれば、優良企業に球団身売りでもしてほしいところだろう。

 いまや球界新盟主の座を着々と築き上げているソフトバンク、セ・リーグの今季ダークホースに挙げられているDeNAなど、比較的新しい球団買収組が躍進。球団身売りをしないのなら、せめてオーナー、オーナー代行を刷新すべきだ。

 コミッショナー交代という球界の重大な議題があった昨年11月のオーナー会議でもロッテは赤っ恥。オーナー、オーナー代行でなく、オーナー臨時代理人(山室晋也球団社長)が出席したのは、ロッテだけだった。

 井口資仁新監督の下で昨季最下位から急浮上を本気で目指すのならば、球団ツートップを刷新するのは、現場のユニホーム組、ファンに対する最低限の礼儀だろう。(江尻良文)