【基本は忘れろ!!】いいインパクトで打つには? 頭で学べる技術だけではダメ、しっかりスイングできないと

当たるも八卦、当たらぬも…

 【今週の質問】いいインパクトとはどういうものでしょうか。インパクトがよくないのであまり飛距離が出ないのではないかと思うのです。自分はあまり芯に当たっていない感じがします。どうチェックしたらいいでしょうか。どうしたらいいインパクトになりますか。

 私は音で判断することが多い。いいインパクトは音が違う。

 あまりいいインパクトでない場合は、パッカーンという感じ。

 いいインパクトのときは、バシッという感じだ。

 あくまでもそう聞こえるということなのだが、その差は明確だ。もちろん、手の感覚でもわかる。手にも、いいインパクトはバシッとくる。

 いいインパクトのショットは、スイング軌道が外から来ようが、内から来ようが関係なく、曲がらないし距離もでる。

 技術的にどうすればバシッとなるか。軸を動かさないとか、上下動をしないとか、ハンドファーストだとかいろいろなセオリーがあるのだろうが、あまりそういうことを考えてもバシッとはこない。

 いいインパクトを感じられるのは、普段よりしっかりスイングできているときに限られる。思い切り手が振れていて、しっかりとインパクトできたときに、いつもと違うソリッドな感覚が出るのだ。

 要するに一般的にいわれているような頭で学べるようなスイング技術だけではダメ。ボールを芯に当てるだけのスイングはダメ。体全体を使って思い切り手を振り、クラブヘッドを加速させるように振ったときだけにバシッとくるのだ。

 だから、なかなか簡単にこの感触を得られるものではない。ゴルファーはいつもこの感触を追い求め、うまくインパクトできれば気分がよくなる。一度でもこの快感を味わうと癖になってしまい、一生このバシッを追い求めるのだ。

 ただ、いつもそんなに振れる日ばかりではない。1日回っても一度もバシッが来ない日もある。プロでも1日に数発出ればいい方なのではないか。

 実は、こういうときにこそ、ゴルファーの真価を問われる。パッカーンばかりのショットでいかにスコアをまとめることができるかも大事だ。バシッはなかなか出ないので、ゴルフは面白いのだ。

 ■佐藤剛平(さとう・ごうへい) 栃木県芳賀カントリークラブ所属。シニアツアープロ。2012年の「ISPSハンダカップ秋晴れのシニアマスターズ」でシニア初優勝。1955年10月25日生まれ。熊本県出身。関西学院大法学部卒。