プロ野球放映権めぐり台湾スター“明暗” チェンの阪神は主催全試合を取得、陽岱鋼の巨人からは撤退

チェンの初ブルペンに台湾も熱視線。同郷の陽は存在感が薄まるばかり…

 今季阪神に加入した日米通算95勝左腕、チェン・ウェイン投手(35)の活躍を楽しみにする母国台湾のファンに、巨人から悲報が届いた。

 チェンは3日、沖縄・宜野座キャンプで初のブルペン入り。1月14日の来日後は2週間の隔離生活を送り、まだ本格的なトレーニングを再開したばかりで、「フォームのバランスや感覚を探している段階です」。それでも投球を見守った矢野監督は「ミスの確率も少ないし、頼もしい」と興奮気味に絶賛した。

 台湾でも連日報道されるなど注目度は高く、地元ケーブルテレビ局は今季阪神が主催する全試合の放映権を取得。ところが逆に、昨季まで巨人の主催試合を放送した局が今季は撤退となった。国民的スターの陽岱鋼が昨季巨人で不振にあえぎ、わずか38試合出場だった影響もあるとみられる。

 チェンが昨季途中に加入したロッテをはじめ、パ・リーグは全試合が台湾でも放送されているが、一体感のないセ・リーグは球団ごとの契約。現地メディアは「ファンが台湾の英雄をテレビで見るのはますます難しくなった。チェンは先発投手だから出番は中6日以上。見られて十数試合か」と嘆き節だ。