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“あまのじゃく打法”でみえた松山英樹のメンタル 全米プロのここ一番で消えていた特長 (1/3ページ)

★後編

 惜しくも全米プロ選手権優勝を逃した松山英樹(25)だが、世界ランキングでは自己最高の2位に返り咲いた。ここにきて改めて注目されているのが、松山独特の“ネガティブトーク”。そして、打った瞬間悔しそうにクラブをたたきつけるようなしぐさをしたショットが、フェアウエーのど真ん中やピンそばをとらえている“あまのじゃく打法”だ。実はゴルフという競技の特性と深い関連があるようだ。 (飯田絵美)

 ブリヂストン招待(6日最終日)で2位に5打差をつけ圧勝した松山は会見で、「自分のメンタルをコントロールして、あまり気持ちがハイにならないようにしたら(プレーが)良かった」と発言。感情の起伏を意識的に抑えていたことを明かした。

 同大会開幕直前の練習ラウンドでは「ダメ。いつも調子が悪い状態でここに来ている」「勝てるなら『狙います』って言うけど、去年の年末くらいだったらなあ…」「明るい話題は巨人が勝ったことと、母校(高知・明徳義塾高)が甲子園にいくことくらい」とボヤキ節を炸裂させていた。

 米ニューヨーク・タイムズは7月の紙面で、ナイスショットをしてもうれしそうな表情をしないことなどを「松山にとって最も厳しい評論家は彼自身だ」と評した。

 メンタルトレーナーの石津貴代氏(38)は、「精神をフラットな状態に保つことが、自分のパフォーマンスを向上させるとわかっているのだと思います」と分析。「だからこそ、状態が悪いときには、ポジティブな言葉で落ち込んだ自分の気持ちを上げる。逆にいいときには、ネガティブに言うことでふわふわしそうな気持ちを下げる。常に安定感、平常心を作ろうとしているのでしょう」と“あまのじゃく”にみえる言動の裏側を説明する。

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