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天才打者獲得を阻んだ名スカウトの執念 日本ハムスカウト顧問が明かした甲子園ウラ話 (2/2ページ)

 山田氏が見逃した選手は1989年のドラフトで広島に4位指名された熊本工の前田智徳外野手だった。多くのケガに悩まされながら通算2119安打を積み上げることになる。

 「プロに入ってから様子を聞いてみたら、『すごく真面目でよく練習する』と。2年目にはレギュラーに定着した。悔しかったね。もっと強く推薦できなかったかと。でも判断の材料が足りなかった。多分あのよくない話も、宮川さんが他球団を寄せ付けないために流していたんだろう。それくらい前田に懸けていた。あの時も外野で他球団のヤツが来ないか見張っていたんだろう」

 ほれ込んだ選手に懸けるスカウトの執念。「あの鰻はめちゃくちゃうまかったなあ」。そう笑った山田氏。夏が終わればすぐにドラフトの時期がやってくる。 (片岡将)

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