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【江尻良文の快説・怪説】来季導入、「チャレンジ」日本版は無事機能するのか カメラ台数少なく地方球場は全てのプレー精査できず (1/2ページ)

 13日に行われたプロ野球実行委員会で、米大リーグの「チャレンジ」の日本版である「リクエスト」を来季から導入することが決まった。大リーグで導入されている制度に追随することになるが、日本でもスムーズに運用となるかには課題もありそうだ。

 今季までのリプレー検証は、あくまで審判の判断によって行われ、監督に要求権はなかった。テレビやラジオのアナウンサーなどは「“監督の抗議”によって“ビデオ判定”が行われます」と二重に誤った説明をすることがあったが、来季から初めて監督の要求でリプレー検証が行われる。

 監督は9回までにリクエストを2度行使でき、判定が覆った場合はリクエストの回数は減らず継続される。9回終了でリセットされ、延長戦に入った場合は1度のリクエスト権が与えられる。

 メジャーが審判のジャッジに対し「挑戦」を意味する「チャレンジ」と名付けたのに対し、「要望」の「リクエスト」としたところが日本的。リプレー検証の規模も従来通りで、メジャーのように30億円も投資し専属のスタッフが独自の映像で検証するわけではない。

 メジャーの場合、1球場に約12台のカメラが設置され、異なるアングルからプレーを撮影。映像はすべてニューヨークのオペレーション・センターに送られ、チャレンジがあると数分以内にチェックできるようになっている。

 しかし日本のプロ野球の場合はカメラの台数も少なく、地方球場などでは「リクエスト」に応えて、すべてのプレーを精査する力はない。

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