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“被害者”貴ノ岩、波瀾万丈すぎる人生 相次いだ悲劇、相撲界では「異色」の存在 (3/3ページ)

 しかし部屋では15人前近く食べる大食漢で、取り組み前に必ず梅干しを食べるルーティンも続けている。関取になって珍しい「銀色のまわし」に締め込みを変えた。おかみさんである景子さんの発案で、本人も気に入っている。

 大多数のモンゴル出身力士たちが故郷を思い「派閥」を組んで相撲部屋を超えたコミュニティーを形成しているのに対し、貴ノ岩は異色。それを「生意気」と受け取られたことが暴行につながったと見る向きもある。

 暴行された直後にも平気な顔をして巡業に参加したのは、貴乃花部屋の厳しい指導があってこそかもしれない。

 今場所の全休はほぼ決定的。となると、来場所は十両に陥落する。相撲関係者の中には「公傷と認めて、十両陥落は免れるようにしてほしい」との声も挙がっているが、果たしてどうなるか。

 暴行発覚後、公の場に姿を現していない貴ノ岩の現状は不明。少なくとも、母国にいる4人の兄姉のためにも、貴ノ岩がこのまま相撲を取れなくなるような悲劇だけは起こってほしくない。

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