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貴乃花親方「不可解行動」のネタ本発見 孤立厭わず、マイク突き付けられても『木鶏』貫く (2/3ページ)

 この本には双葉山の生い立ちから、横綱としての稽古、心得などがまとめられている。双葉山は幼い頃に友人の吹き矢が当たり、右目がほとんど見えず、機械に手を巻き込まれ右手小指を失うハンデもありながら、「立ち合いの変化、待ったをせず、相手が立てばいつでも受けて立つ」という横綱相撲を貫いた。相手より一呼吸遅れて立つ“後の先(ごのせん)”を磨いて69連勝を達成した。

 この本の中で横綱の振る舞いの基本として紹介されているのが『木鶏(もっけい)』の話だ。中国の古典に出てくる寓話で、むかし闘鶏飼いの名人は、鶏は空威張りをしたり、興奮したり、相手を見下すうちは駄目で、木で彫った鶏のように、いかなる敵にも無心で立ち向かえるようになって初めて最強の域に達したと認めた-という内容だ。

 双葉山が1939(昭和14)年初場所4日目に安藝ノ海に敗れ70連勝を逃した際、知人に「イマダ モッケイタリエズ フタバ」と電報を打ったのは有名な話だ。

 この問題が発覚してから貴乃花親方は沈黙を続けている。相撲協会の危機管理委員会から求められている貴ノ岩の聞き取り調査も拒否。行く先々で報道陣に囲まれ、顔の間近にマイクを突き付けられても、顔色ひとつ変えずにいる。双葉山の教えを守り、『木鶏』を貫いている。

 26日の九州場所千秋楽打ち出し後、貴乃花部屋の打ち上げ会で、支援者らに沈黙を続けている理由を次のように説明した。

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