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角界に汚点残して…日馬引退の衝撃 貴乃花親方vs協会、モンゴル人力士との対立鮮明 (2/3ページ)

 両者は翌日に握手を交わし和解。貴ノ岩もけがを負わされたことを隠していたが、貴乃花親方が知るところとなり状況は一変した。

 同29日に貴乃花親方が鳥取県警に被害届を提出。11月12日初日の九州場所では貴ノ岩を休場させ、3日目になって事態が明らかになり大騒動に発展した。

 傷害容疑で捜査を進める鳥取県警は、これまでに日馬富士と貴ノ岩をはじめ、現場のラウンジに同席していた横綱白鵬らの聴取を一通り終えた。捜査関係者によると、17日に東京・両国国技館で日馬富士を任意で事情聴取。白鵬は千秋楽後の28日に福岡で聴取した。聴取結果を踏まえ、年内にも同容疑で日馬富士を書類送検する方針。

 証言には一部で食い違いもあり、一部の関係者は「ビール瓶で殴った」とするが、日馬富士や白鵬はビール瓶での殴打を否定している。

 この日に引退届を提出する決断をしたのは、同日に番付編成会議が開かれることもきっかけになったとみられる。番付編成会議は毎場所の千秋楽の3日後の水曜日に開かれることになっており、この会議のあとに引退を届け出た場合は、次の場所の番付にしこ名が残ってしまう。

 日馬富士は16歳で来日し、伊勢ケ浜部屋へ入門。初土俵の01年初場所に180センチ、86キロだった。連日100番を超える猛稽古で番付を駆け上がり、12年秋場所後に70代横綱に横綱昇進を果たした。在位は5年余りで、目標だった優勝10回の大台を目前とした時点での不祥事だった。

 「若い力士の手本と見本になりたい」と話していたが、その言葉とは対照的な不祥事で、自らの力士生命を絶った。晩節を汚した格好だ。

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