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角界に汚点残して…日馬引退の衝撃 貴乃花親方vs協会、モンゴル人力士との対立鮮明 (3/3ページ)

 飲酒のトラブルによって引退を余儀なくされたのは、元横綱朝青龍と似ている。モンゴル出身の先輩横綱は、酒を飲んで知人男性に暴力を振るったとされる一件で、2010年2月に電撃引退した。2人とも、15日間出場した直前の場所で優勝している。

 横綱引退の衝撃は、人気回復で沸いていた角界には大きな打撃となり、ファンからは一層厳しい目が向けられることになる。この暴行問題はまだ不明な点も多く、日馬富士を引退に追い込んだ貴乃花親方は危機管理委員会の貴ノ岩に対する聞き取り調査を拒否しつづけており、相撲協会との溝は深まるばかりだ。貴乃花親方とモンゴル人力士勢との対立も鮮明になっている。

 ■日馬富士公平(はるまふじ・こうへい=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ) 東横綱、モンゴル・ゴビアルタイ出身、伊勢ケ浜部屋。01年初場所初土俵。09年初場所で新大関となり、安馬から改名。12年九州場所で新横綱。優勝9回、殊勲賞4回、敢闘賞1回、技能賞5回。金星1個。得意は突き、押し、右四つ、寄り、投げ。186センチ、137キロ。

 【横綱の不祥事による引退】

 ■前田山(39代) 1949年10月、大阪場所を休場して来日中の米野球3Aサンフランシスコ・シールズの試合を野球観戦。相撲協会が引退勧告を出して引退。

 ■双羽黒(60代) 87年12月、ちゃんこの味付けをめぐり、師匠の立浪親方といさかいとなり、仲裁したおかみを突き飛ばして部屋を飛び出した。立浪親方は廃業届を提出。

 ■朝青龍(68代) 2010年初場所中に都内で泥酔して一般男性に暴行。示談になったが、横審の引退勧告を受けて引退。

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