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8年目に再ブレークの阪神・秋山が危機感口にしたワケ 球団OBも強調「今季の栄光忘れろ」

 もう一発屋には戻らない。阪神の秋山拓巳投手(26)が6日、3000万円増の年俸4100万円(推定)で契約を更改した。

 高卒1年目の2010年にいきなり4勝(3敗)を挙げたが、そこから伸び悩み昨季まで通算6勝止まり。8年目の今季、チームトップの12勝(6敗)を稼いでリーグ2位の立役者になり“2度目”のブレークを果たした。

 その要因は、159回と1/3イニングを投げて与四球わずか16の制球力にあったが、「ストライクゾーンにいっているだけで、しっかり投げ分けられてはいない」とさらなる向上を見据える。

 今季は先発4、5番手からスタートしたが、藤浪が不振でファーム落ちし、メッセンジャーもケガで8月中旬に離脱する中、1年間ローテーションを守り抜いた。

 問題は来季以降も継続できるか否か。本人も「次の年に結果を残す難しさを感じている」と危機感を口にしているが、球団OBは「今季の栄光は忘れろ」と強調する。

 「来季は先発1、2番手に繰り上がり、相手球団からの研究もされる。今年通用したものが来年ダメになることも十分に想定される」。柔軟に対応するには余計なことを考えないことだといい、「2ケタ勝ったことは忘れていい。気にする数字は、先発の柱として規定投球回突破と先発30試合登板の2つだけ。制球や球質を上げることに集中すべき」と助言する。

 一気に年俸が上がり、自らへのご褒美には「時計(を買うこと)になるかな」とハニかんだ秋山。過去を断ち切り、虎投の先頭を走りきることができるか。(山戸英州)

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