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相撲協会「情報操作」で貴乃花親方“包囲網” 元特捜部長が語る事件の特殊性「親方の行動理解できる」 (3/3ページ)

 相撲協会と貴乃花親方の対立は現在も続いている。鳥取県警が今月11日に日馬富士を書類送検した後、危機管理委員会による貴ノ岩の事情聴取時期をめぐって両者の考え方の違いが鮮明になった。

 書類送検が終了した段階で聴取に応じると認識していた協会サイドに対し、貴乃花親方は、鳥取地検の処分が確定するまで協力しないなどとする文書をファクスで送付したとされる。

 この見解の相違について、宗像氏は「書類送検で警察の捜査が終わるなんて、法律家は誰も思っていない。書類送検というのは警察が『これだけ捜査した』という区切りのようなものだ。検察はその後、『これが足りない、あれが足りない』『実況見分をやり直してほしい』といくらでも警察に指示ができる」と説明する。

 そのうえで、「『貴ノ岩が出てこないのはおかしい』といわれているが、相撲社会というのは特殊なヒエラルキーの社会だ。危機管理委員会には貴ノ岩の大先輩がいる。そういったところでしっかりとした調査、供述はできるのか。捜査が終わる前だと影響を受ける恐れがある」と話し、検察の処分終了後の聴取が望ましいとする。

 協会の外部理事を務めた当時に接した貴乃花親方の印象を聞くと、「非常に純粋で、正しいものは正しい、間違っているものは間違っているとはっきりさせないとおさまらない人だ」と宗像氏は話す。

 外部理事を務めていた2016年3月、宗像氏は週刊誌上で、八角理事長による「協会私物化」を批判した。このためなのか、今回の騒動で「貴乃花親方のアドバイザーをしている」との噂もあるが、宗像氏は明確に否定。現在の立場を「中立」であるとし、こう話した。

 「私は協会と貴乃花親方に仲良くしてもらいたいと思っている」

 初代危機管理委員長の直言に、相撲協会はどう応えるのか。

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