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金本阪神、18年キーマンは超人と優等生 重圧から解放の糸井&褒めて伸びるロサリオ

 新スローガン『執念』を掲げる2018年の阪神のキーマンは、FA移籍2年目を迎える糸井嘉男外野手(36)と、前韓国ハンファの新外国人ウィリン・ロサリオ内野手(28)だ。

 17年は114試合、打率・290、17本塁打、62打点、21盗塁。前年はオリックスで全143試合出場、・306、17本塁打、70打点、53盗塁で盗塁王に輝いただけに、糸井は「俺、何しとんねんと思った」と地団駄を踏んだ。

 チーム関係者は「ここのチームは1年目から本当にプレッシャーがかかる。環境もいきなり変わる中で気も使うから、なかなかすぐに結果には結びつきにくい」。夏には、糸井自身も本紙に「前の2チームと比べたら、それこそプレッシャーなんて500倍違うわ」と心境を明かしていたが、チーム状況を把握した18年は実力を発揮すること間違いなしだ。

 その糸井と打順で並ぶ可能性が高いのがロサリオ。米大リーグ通算71本塁打の長距離砲に、嶌村球団副本部長は「ハッスルプレーヤーで、広角に打てるし、大きいのも飛ばす。いい選手であるのは間違いない」。

 17年ハンファで打撃コーチを務めた元日本ハムの中島輝士氏(55)は「年上の選手をイジリ、また自らもイジられてチームに溶け込んでいた。日本に来たばかりの新助っ人が孤立する例もあるが、彼の場合、そこは大丈夫」と太鼓判を押す。陽気な性格とは対照的に、野球への取り組みはマジメで「椅子に座ってバットを振ったり、鏡の前での素振りを大事にする」と優等生の一面を明かす。

 中島氏は日本ハムでの現役時代に同僚だった片岡ヘッドコーチに、「彼は褒めて伸びるタイプ。練習のときから『俺を見てくれ!』と猛アピールするから根気よく付き合うことだ」と操縦術を授けたという。

 2人の打棒爆発がチームを13年ぶりのリーグV奪還へと導く。(山戸英州)