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闇社会から清宮守れ NPB新人研修会、賭博&反社交流撲滅に躍起…協約に「球界出禁ルール」を明文化 (2/3ページ)

 ただ、笠原氏は「野球賭博で勝つために八百長をやろうと思っても、実際には無理」との見解を語り、法廷でも野球賭博が八百長の温床という構図に釈然としていなかった。試合の勝敗を予想して賭ける方式を念頭に、スコアを左右するまでのプレーはできないとの考えがあったからだ。

 だが井原事務局長の報告によれば、最前線の野球賭博は「試合の勝敗だけでなくワンプレー、『第3打席の結果』とか『最初に四球を与えられるのは誰か』を当てる」。実際に韓国球界で、投手がブローカーを通じて自らに大金をかけ、先頭打者にわざと四球を出した例が示された。より目立たない形で、野球賭博の結果を操作する八百長が可能になっている。

 野球賭博の胴元をたどればやがて暴力団に行き着くように、球界を脅威にさらすのは闇社会の住人たちだ。「賭博行為の禁止及び暴力団員等との交際禁止」を定めた野球協約180条について、井原事務局長は今年度から加えられた新たな条文の概略も説明した。

 「暴力団関係者などがプロ野球関係者に接触を試みた場合、球団は速やかに調査してコミッショナーに報告。コミッショナーはただちに全球団に連絡し、反社会的勢力に対して選手らとの接触禁止、球場からの排除を通告する」

 これは2年前の7月、実際に行われた危機管理対策に沿うものだ。

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