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闇社会から清宮守れ NPB新人研修会、賭博&反社交流撲滅に躍起…協約に「球界出禁ルール」を明文化 (3/3ページ)

 NPBは、指定暴力団住吉会系の元組長が交流のある選手を通じ、関係者用の入場パスを発行してもらって球場に頻繁に出入りしている事実を把握。6月16日付で元組長本人に内容証明書を送付し、入場券の販売と12球団全球場への出入りを拒否する旨を通告した上、選手と接触しないよう求めた。また注意喚起のため、元組長の実名や携帯電話番号などが記された顔写真付きの“手配書”を各球団に配布し、ロッカールームなどに掲出させた。

 NPBの調査によれば、接触のあった選手は8球団約30人に及ぶ。その一部を仲介したとして、広い人脈を持つ球界OBの橋本氏にも選手と接触しないよう要請した。橋本氏は当時、夕刊フジの取材に「前の(所属)事務所の紹介で2、3度会ったが、芸能関係の人と聞かされていた。反社と知っていたら付き合わないし、そういう話を聞いてから10年12月ごろを最後に連絡も取っていない。選手を紹介もしていないし、自分を反社と同じように見られるのは不本意だ」と無実を主張したが、事実上の“球界出禁”となった。

 この問題に関する一連の対応が“出禁ルール”として確立され、満を持して明文化された格好だ。しかし花形選手との交友関係を誇示したがる闇社会の住人たちは、今後もあの手この手の魔手を伸ばしてくるはずだ。

 今年の新人たちの総代格、清宮は座学を振り返り「印象に残ったのは私生活で誘いを断る勇気。社会人としてやっていく中で正しいことなのか、すべきことなのかをしっかり見極めて、いい大人になれれば」と神妙。この日は早実の学ランを卒業し、初めて球団支給のスーツに袖を通したが、「ネクタイが全然できないので、(球団スタッフに)やってもらった。これからちゃんと練習しないと」とあどけない表情も浮かべた。こんな未成年さえ平気で食い物にするのが、球界にあだなす反社会的勢力の本性だ。

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