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本田圭佑が謎の投資セミナー 仮想通貨ビジネスに参画か (2/3ページ)

 ◆カンボジア政府の後押し

 今回のセミナーを前に、本田周辺ではこんな噂が飛び交っていた。参加した企業の関係者が明かす。

 「本田さんが仮想通貨ビジネスに参画するという話が出ていました。本田さんと関係が深いカンボジア政府の後押しを受けてのもので、大幅な値上がりが見込めるという話まで流れていた。今回は具体的な話はありませんでしたが、参加者の中には“本田コイン”を買うにはどうしたらいいのか? と周囲に聞いていた人もいたようです」

 現在、ビットコインをはじめとする仮想通貨の市場は、世界で6000億ドル(約66兆円)規模と盛況を誇っている。昨年1年間で20倍以上も値上がりし、億万長者を生み出している。

 そしてカンボジアは新興国のなかでも、とりわけ高い経済成長を続けている。2000年代は10%を超える経済成長を遂げ、2010年代に入ってからも安定的に7%前後の成長率を保っている。今後も大きな成長が見込める「投資先」だと言える。

 本田は2015年11月に行なわれたW杯アジア二次予選でカンボジアを訪れた際に、現地の在留邦人を通じてカンボジアサッカー協会と関係を深めたという。

 「とくにカンボジアサッカー協会副会長のキウ・ソメス氏との親交は深く、ACミラン在籍時は、ソメス氏をミラノまで招待した。政府の役人(警察隊幹部)でもあるソメス氏のアテンドで、カンボジアのフン・セン首相と会合を持ったこともあります」(カンボジアサッカー協会関係者)

 そうした繋がりもあって、本田がカンボジア・リーグの「ソルティーロ・アンコールFC」(当時は2部。現在は1部)の経営に乗り出したのは2016年12月のことだ。このチームの幹部もまた、仮想通貨ビジネスについての情報を口にした。

 「去年の11月頃に仮想通貨ビジネスについて聞きました。サッカー協会を通じて、カンボジア政府とも繋がりがあるので、後押しも受けられる」

 サッカー協会副会長のソメス氏を直撃すると、こう答えた。

 「仮想通貨の話は聞いていないが、もし本田から後押しをお願いされたら、まずは事業の中身を吟味させてもらうことにしよう。本田は腰が低くて、グッドガイだ!」

 一方で、バブル状態にある仮想通貨市場には「バブル崩壊後の価格急落」を懸念する声もある。仮想通貨の「盛り上がり」について、岩下直行・京都大学公共政策大学院教授が指摘する。

 「そもそも仮想通貨というのは、ただの電子情報にすぎません。ビットコインも、今でこそ1単位が1万5000ドル前後もしますが、元々は無価値なただの電子データでした。『値上がりするかも』と思う人がいるから、次々に売り渡されて値上がりしたが、いつ暴落するかわからない」

 こうしたリスクを取ることで、次世代の日本を作る「投資」へと繋がる、と本田は考えているのだろうか。

NEWSポストセブン

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