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【2・9平昌五輪開幕 日本代表マル秘ストーリー】高校時代もレジェンドだった葛西紀明 同級生が明かす伝説の「たらこ唇」事件 (2/3ページ)

 「高校生はまだ子供。特に男子は仲間とワーワー騒いだりするけど、彼はそういうグループには入りませんでした。先生から叱られたことも一切なかった。自分を強く主張したりはしない。けれど、自分がやりたくないことは誘われてもやらない。すごく大人の雰囲気を持っていました。そして、自分がふざけたいときはふざける。誰も気づいていないところで、自分だけで面白いことをやっちゃうちゃめっ気もありました」

 そんな超マイペースぶりを象徴する事件があった。

 「教室では僕の左斜め後ろが葛西の席。あるとき、何気なく振り向いたら、葛西がどこから調達したのか分からないけど、ビニール製のたらこ唇のおもちゃを口に付けたまま、まじめな顔で授業を聞いているんですよ。『えっ?!』と驚いていたら、葛西と目が合った。すると、彼はぐいっと唇を突き出してくる。『あいつ、何やっているんだよ』と思いましたよ。気づいていない生徒は静かに授業を聞いているから、笑いをこらえるのに必死でした」

 「実は、走らせると長距離も速かったんです。運動会で1500メートルに出場したとき、ぶっちぎりで1位になった。サッカー部員などを含め、1学年11クラスから選抜された生徒たちが出場したのに、葛西がぶっちぎりの1位。涼しい顔でゴールしていました」

 これには陸上部に所属していた五十嵐さんも仰天した。

 「体力がハンパない。瞬発力があって、持久力もあった。もし陸上で全国大会に出ていたら、かなりいいタイムで走ったんじゃないかな。いま45歳で瞬発系スポーツをトップレベルでやれるのも、運動能力がずば抜けているからでしょう」

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