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Jリーグ“大型補強ハマらない”ジンクスあるも… “川崎流”補強空回り、「0円」で大物獲得も公式戦連敗

 お金をかけないJ1川崎流の「大型補強」も空回り。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ・上海上港第1戦(13日)はホームにも関わらず相手の個の力に押されて0-1の完敗。今季初の公式戦「ゼロックス杯」(11日・対C大阪 埼スタ)でも2-3と惜敗しており、昨季悲願のJ1初優勝を果たした川崎が3日間で2敗を喫した。

 J1東京から2年ぶりに復帰したFW大久保嘉人(35)は先発したもののノーゴールに終わった。

 川崎はリーグ初優勝を含む賞金総額22億円のうち16億円をこのオフにゲット。大久保を引き戻した。そして禁断の補強策といわれながらJ1横浜から元日本代表FW斎藤も引き抜いた。しかしこの2人、移籍金に関しては「0円」。大久保にいたっては昨季よりも50%年俸ダウン(今季推定年俸6500万円)で「川崎でやりたい」と自ら志願しての復帰になったが、16億円にもおよぶ優勝賞金の効果をほとんど活用していない節約補強なのだ。

 加えて既存戦力も健在。昨季JリーグMVPの小林、中村憲、そして複数のクラブからオファーがあった代表主力クラスの実力があるFW家長も残留。中村憲と家長はJ1国内組で数少ない1億円プレーヤーだが、これも機能しない。ゼロックス杯では中村憲が前半で退き、この試合でも0-1とビハインドながら後半26分に交代となった。

 創設25周年となるJリーグだが、“大型補強はハマらない”ジンクスがある。昨季は神戸が3年総額21億円で獲得したドイツ代表・ポドルスキ、2014年にはC大阪に1年半契約・6億円でやってきたウルグアイ代表の10番・フォルランも費用対効果でいえば首をひねるばかり。

 お金をかけてもかけなくてもうまく機能しないJリーグの「大型補強」だが、いったい誰が悪いのか。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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