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【小田幸平 ODAの第2捕手目線】日本ハム・清宮、“新人最多記録31本塁打”清原氏超えの条件とは (2/3ページ)

 それを果敢に打って長打にした。「ただ者ではない。(相手の)捕手にとってはショックです」と小田氏は開いた口がふさがらない。

 2打席目は4回2死三塁で、1ボールから右腕ニックスの2球目を右肘付近に食らい死球。3打席目は6回先頭で右腕リン・ボウヨーに対し、カウント2-2から外角の140キロ速球を空振りし三振に倒れたが、「おそらく変化球を予測していて速球にタイミングが合わなかったのだろうが、外角球に対してきちんと踏み込めている。なんの問題もない。公式戦でも開幕1軍スタメンの力は十分あると思います」と小田氏の評価は変わらなかった。

 1月中の自主トレ中に右手親指を負傷した影響で、初のスタメン出場がここまでずれ込んだ。実戦がスタートしても最初は守備だけの出場。2月24、25日のオープン戦には代打で途中出場したが、計1三振2四球。「チームのみなさんが試合で打っているのを見ると、自分も打ちたくなります。試合で打って初めてチームの一員になれたと思える」とウズウズしていた。

 ファンが期待するのは、1985年ドラフト1位で大阪・PL学園高から西武に入団した清原氏が1年目の86年に樹立した31本塁打の新人最多記録(中大から入団した故・桑田武氏=大洋=が59年にマークした記録とタイ)を更新すること。

 清原氏とは巨人時代のチームメートで現在も親交がある小田氏は「清宮もその“器”はあると思います。キヨさんと違うのは、現時点でレギュラーを確約されているわけではないこと。そのために乗り越えなければならない関門がある」と条件を突き付ける。

 「この日は、外角低めのボールになるような変化球が1球も来なかった。対応を見てみたい。打てるのか、きっちり見逃せるのか。仮にクルクル空振りするようだと、かさにかかって攻められ、そこを警戒するあまり真ん中にも手が出なくなる展開が考えられる。それだけが心配です」

 実際、清宮は一昨年秋の東京都大会決勝で、日大三高のエース左腕、桜井周斗(ドラフト5位で横浜DeNA入団)に5打席連続三振とひねられた。ワンバウンドするようなスライダーに、清宮のバットは何度も空を切った。ときをへて、高校通算111本塁打のスラッガーの技術はどこまで向上しているのか。答えはもうすぐ出る。

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