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ニュー松坂はいまだ見えず 球威求めるのは酷も、容易ではない“抑えるスタイル”

 平成の怪物は不満げだ。中日・松坂大輔投手(37)が古巣西武とのオープン戦(14日=ナゴヤドーム)に先発し、3回で5四死球と制球を乱し2失点。「収穫といえるのは球数(76球)を投げたことくらい」とため息をついた。

 「ブルペンからボールが暴れていたが、試合に入ってもそのままだった」とも。

 森繁和監督(63)は「今日の出来を本人がどう思っているかだよ」と言いつつ、「球数、イニングがどう増えていくかだね」と今後もチャンスを与えることを示唆。23日からの本拠地での千葉ロッテ3連戦で仕上げ、開幕2カード目の巨人戦(4月3-5日)での先発が濃厚だ。

 敵陣から松坂の投球を見守った西武・土肥義弘投手コーチ(41)は「腕は振れていたと思うよ」と評した上で、「あとは抑えるために、球の(ストライクゾーンへの)出し入れをどうするか。今日はそれがうまくいかない場面があった。修正できるかどうかだと思う」と指摘した。

 かつて、西武でともに戦った松坂は当時、150キロを超える速球と高速スライダーを武器に勝ち星を重ねたが、右肩の故障をへたいま、若い頃と同じ球威を求めるのは酷だ。一方、もともと細かいコントロールを身上とする投手ではなく、「球の出し入れ」で抑える術を見いだすのも、おいそれとはいかない。

 最後には「1試合、1試合気にしていられない」と思い直した松坂。新たな“抑えるスタイル”はまだ見えてこない。(山戸英州)

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