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【江尻良文の快説・怪説】まさかの出遅れ…工藤監督は“隔年”野球人生? 現役時代以来の汚名を返上できるか

 評論家諸氏の順位予想で、今季も圧倒的な支持を得たソフトバンク。ところが開幕後、6日現在2勝4敗(4位)と出遅れた。ひょっとすると、工藤公康監督(54)は現役時代同様、“隔年”野球人生なのか。

 夫人の健康問題からリーグ優勝、日本一を花道に電撃勇退した秋山幸二監督のあとを受けて就任した工藤監督。1年目の2015年は90勝49敗4分、勝率・647と圧倒的な強さを披露。2位・日本ハムに12ゲーム差をつけリーグ連覇、2年連続日本一を達成した。

 「当分ソフトバンクの天下が続くよ。セ、パ合わせて12球団一の“1強”。勝てるチームはない」。球界OB、関係者はこう声をそろえた。ところが、2年目の工藤政権は、2位の日本ハムに最大11・5ゲーム差を付けながら奇跡的な大逆転Vを許してしまう。

 「ウチは優勝してもおかしくない成績(83勝54敗6分、勝率・606)を挙げた。日本ハムがそれを上回る成績を残しただけ」。王貞治球団会長はこう擁護したが、チーム内外から「大差があったのに、工藤監督が必要以上にジタバタするからチームが浮き足立った」と批判が噴出した。

 そしてコーチ陣を大刷新した昨季は、ノーマークの楽天にロケットスタートされたが、巻き返して1年目同様94勝49敗、勝率・657で、2位西武に13・5ゲーム差を付け、大独走V、日本一奪回を果たした。

 西武が飛び出した今季が、昨年の再現ならいいが、工藤監督には現役時代、“隔年投手”の異名があった。西武からFA移籍したダイエー時代はその典型だ。

 1995年12勝5敗、96年8勝15敗。そして、97年11勝6敗、98年7勝4敗、99年11勝7敗と繰り返した。現役時代以来の汚名を返上できるかどうかは、今季の成績にかかっている。(江尻良文)

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