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巨人・岡本、タマを守らず球を捕る 名手目指し「キンカップ着けないっす」

 巨人・岡本和真内野手(21)が13日の広島戦(東京ドーム)で3号2ランを放ち、6連敗中のチームを救った。若き大砲は4年目の春に開花の兆し。一流への必須条件である頑健さも光る。

 前夜初めてクリーンアップに座った岡本は、この日も「5番・一塁」で先発。1点を先制された1回の裏、打線が奮起し逆転に成功した直後、なお1死一塁から力強くバットを振り抜くと、放物線を描いた白球が左中間スタンドに着弾した。

 1日の阪神戦(同)以来10試合ぶりの一発は、「流れに乗せてもらって打たせてもらった感じです」。だが、好事魔多し。5回の第3打席で内角シュートを右手甲に受け死球。ベンチで治療後一塁へ向かったが、この回限りで途中交代した。

 負傷の程度が心配されたが、帰り際は絆創膏程度で「余裕っす」とけろり。本人は死球後も「いけます」と訴えたが大事を取った格好だ。

 痛みには強い。3日の中日戦(ナゴヤドーム)で一塁を守った際、強いゴロをミットで捕り損ね、股間付近を痛打。その後も何食わぬ顔でプレーした。幸い局部への直撃は免れたというが、後日「やばいくらい腫れたっす」と告白した。

 一塁手の股間リスクは打球だけでなく、味方野手からの送球にも潜むが、「“キンカップ”は着けないっす」とキッパリ。男の急所の防具「ファウルカップ」、通称「キンカップ」の愛用者は捕手はもちろん、他の守備位置にもいるが、岡本は一貫して“着けない派”だ。

 守りの師匠、井端内野守備走塁コーチも「オレも着けなかったからね」と容認。ただしその理由は「着けろといわれる意味が分からなかった。当たるわけないと思っていたから」という名手ならではのものだ。岡本はまだその域には達していないが、無事これ名馬。選ばれし真のスター候補ならば、ケガなど寄せ付けず成長を続けるはずだ。(笹森倫)

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