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田中が3勝目「プラン通りにできた」 “低め速球”克服、本来の制球力取り戻す (1/2ページ)

 ヤンキースの田中将大投手(29)が23日(日本時間24日)、ニューヨークでのツインズ戦に先発し、6回2/3を3安打1失点、5三振3四死球で3勝目(2敗)を挙げた。持ち味の制球力を取り戻し、後半は直球で相手打者の内角もえぐる強気の投球で最少失点に抑えた。試合は14-1で勝った。

 7失点した前回登板(17日、マーリンズ戦)とは別人だった。

 立ち上がりから変化球がさえた。1回1死二塁から強打者サノをスプリットで三ゴロとし、続く4番ロサリオも同じ球種で二ゴロに仕留めた。スライダーも効果的で、3回から4回にかけて2番マウアーから3者連続で空振り三振。5回に連打で失点しても、傷口を広げなかった。

 6回以降は、直球(フォーシーム)の割合を急激に増やし、高めの直球もみせて目先を変え、ど真ん中のスプリットでも空振り三振が取れた。

 7回2死で、8番ラマーレにこの日最速の94マイル(151キロ)の直球がボールと判定されて四球を出したところで、アーロン・ブーン監督がベンチを出て交代を告げた。田中は納得の笑顔をみせ、6日前、ブーイングが起きた本拠地は、一転して温かい声援に包まれた。防御率も6・45から5・28に改善した。

 試合前の田中には不安の声が相次いでいた。

 特に前回のマーリンズ戦で、5回に5番のリアルミュートに右翼へ3ランを被弾した場面。低めにコントロールされた93マイル(150キロ)の速球だった。田中が組み立ての基本にしている武器が軽々とスタンドに運ばれた。

 この被弾について、ブーン監督は「時折、田中は速球でトラブルに陥る。速球でミスした場合、本塁打になる可能性が高い」。ロスチャイルド投手コーチも「直球の使い方を考えないと」と課題に挙げていた。

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