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【江尻良文の快説・怪説】「弔い合戦」に明暗 星野氏にV奪回を誓った阪神&楽天は多難 衣笠氏に球団史上初のリーグ3連覇と34年ぶりの日本一を誓った広島は早速3連勝 (1/2ページ)

 「弔い合戦」を合言葉にする3球団が、明暗を分けている。1月4日に膵臓がんのために急死した星野仙一氏(享年70)にV奪回を誓った楽天と阪神は、それぞれリーグ最下位と4位(27日現在)。

 対照的なのは23日、大腸がんのため急死した衣笠祥雄氏(享年71)に球団史上初のリーグ3連覇と34年ぶりの日本一を誓った広島だ。昨季の天敵DeNAに3連勝し首位をキープしている。

 楽天球団副会長の現職のまま急死した星野氏との「お別れの会」を東京で主催した楽天・三木谷浩史オーナーは、号泣しながら5年ぶりのV奪回を宣言した。

 星野副会長の人選で就任し、5位、3位ときて、勝負の3年目を迎えた梨田昌孝監督も、恩返しのV奪回を公約している。が、まだ開幕から1カ月もたっていないとはいえ、6勝16敗1分、打率と勘違いしそうな勝率・273の最下位だ。

 首位を快走する西武に10・5ゲームの大差をつけられている。こんな調子が続けば、弔い合戦のV奪回どころか、監督休養というストーブリーグに突入しかねない。

 03年に監督として球団史上18年ぶりのリーグ優勝をもたらした功労者・星野氏とのお別れ会を、3月25日に大阪で主催したのが阪神。この席上でも金本知憲監督が号泣しながら「星野さんのために優勝」を誓っている。

 もともと、現役時代に星野監督に請われて広島からFA移籍。恩返しの13年ぶりの優勝宣言は当然だろうが、現状は10勝10敗の5割で4位。前途多難を思わせる。

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