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稀勢の里、ワースト連続休場も秋まで猶予? 和製横綱“大甘”扱い

 勝負は結局、秋場所まで持ち越すのか。横綱稀勢の里(31)の左大胸筋痛による夏場所(13日初日=両国国技館)休場が、11日に決まった。横綱の7場所連続休場は、年6場所制となった1958年以降では貴乃花と並びワースト。次に出場する場所は進退問題必至とみられているが、横綱審議委員会は“大甘”。猶予がまだまだあるとの声もある。

 師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は「次は大事な場所になる。本人も苦渋の決断だった」と説明。前日の10日に「周りからもいろいろいわれているので」と口にしたように、厳しい声が師弟に届いている。

 横審の北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は「覚悟を持って次場所に備えてほしい」とコメントし、進退を問う考えを示した。

 一方、宮田亮平委員(文化庁長官)は「大事なのはケガを治すことではない。(他の横綱と)互角にやってもらいたい。優勝してほしいわけだから」と万全での復帰を要望。他の委員からも「やっと出た日本人横綱なんですから。長い目で見ましょうよ」と寛大な声が挙がっている。

 3日の横審委員による稽古総見でも、稀勢の里は精彩を欠いたが、「今場所は進退はかからないんじゃないかな?」という委員もいた。夏場所は途中休場でも問題ないという見解だった。

 待望の和製横綱とあって、相撲協会を含め周囲は辞めさせたくないのが本音。最終的に決断するのは稀勢の里本人だが、名古屋場所(7月8日初日=愛知県体育館)で途中休場し、秋場所(9月9日初日=両国国技館)まで持ち越しても、許されるムードすらある。

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