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【江尻良文の快説・怪説】日本ハム・清宮、球宴選出なるか? 乱高下する評判にNPBヤキモキ

 デビュー戦から7試合連続安打の新人最長記録(ドラフト制が導入された1966年以降)を樹立し、プロ1号本塁打のおまけまで付けたと思ったら、そこから19打席連続無安打(14日現在)。乱高下する日本ハム・清宮幸太郎(18)の評判に、日本野球機構(NPB)は一喜一憂だ。

 というのも、21日に都内のホテルで「マイナビオールスターゲーム2018年」の開催要綱が発表されるから。集客力を見込める目玉候補は清宮しかいない。

 それなのに、キャンプから始まり、オープン戦、ペナントレースに突入しても、清宮の評価は定まらないまま。

 合同自主トレ中に右手親指をケガして、キャンプ序盤ではバットも振れず、セールスポイントのバッティングすらできずじまい。オープン戦は7試合に出場し19打席ノーヒット。「限局性腹膜炎」で入院するというグラウンド外の騒動まで起こった。

 当然の開幕2軍スタートで、ようやく1軍に昇格し打棒を振るいはじめ、ファン、メディアを喜ばせたのもつかの間。一転して打撃不振に陥り、球界OBたちから「もう1度2軍で徹底的に鍛え直すべきだ」との声が噴出している。

 第1戦が7月13日に京セラドーム大阪、第2戦が14日に熊本・藤崎台県営野球場で行われる「マイナビオールスターゲーム2018」を主催するNPBとしては他力本願。清宮株の高値安定を祈るしかない。成績に関係なくファン投票で選出される可能性もあるが、名実ともに二刀流・大谷翔平に代わる球宴の金看板が欲しいところだ。

 もっとも、巨人、ヤンキースなどで活躍した“ゴジラ”松井秀喜氏が星稜高からプロ入りした1年目(1993年)は、清宮同様開幕2軍スタート。5月に1軍昇格してプロ初本塁打を放ったが、好調は長続きせず、再び2軍降格。真の球宴ではなく、2軍の若手中心のフレッシュオールスター(福岡ドーム=現ヤフオクドーム)に出場し、2点適時二塁打を放ち優秀選手賞(賞金50万円)を獲得している。

 清宮が最終的に大成できるのは、どちらのパターンなのだろうか。(江尻良文)

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