記事詳細

監督、試合前に「QBにけが」指示か? 日大アメフト部、廃部必至 “殺人タックル”で刑事事件化も (1/2ページ)

 悪質過ぎるタックルが、アメリカンフットボール名門校の歴史を破壊した。今月6日に行われた関学大と日大の定期戦で、日大の選手が、パスを投げ終え、無防備な状態の関学大のクオーターバック(QB)に後ろから激しくタックルし、けがを負わせた問題が波紋を広げている。傷害事件として刑事事件化する可能性も浮上、識者は「永久追放や廃部も当然」と指弾した。

 タックルを受けたQBは全治3週間の診断を受けた。QBの右脚にはしびれも出ているという。

 スポーツ庁の鈴木大地長官は14日の記者会見で「危険な行為で、普通ならレッドカードに値するプレーではないか。なぜああいうプレーが起きたのか考える必要がある」とし、関東学生アメリカンフットボール連盟に事実確認することを明らかにした。

 他校は日大との試合を拒否。春季オープン戦で予定されていた5月20日の法政大戦、6月9日の東京大戦、10日の立教大戦が中止となった。

 危険なタックルをめぐっては、日大の内田正人監督が試合前のミーティングで「最初のプレーで相手のQBにけがをさせる。何か言われたら『監督の指示』と言っていい」と話していたと報じられた。内田監督は試合後、「選手も必死。あれくらいやらないと勝てない」とコメントしており、アメフト関係者からは、タックルを選手個人の暴走と捉えることに疑問の声も出ている。

 「本番の秋の試合が控えているのに、なぜこんなにメリットのないプレーをしたのか。理解できない」と戸惑いを見せるのは、日大OBでアメフト部との関わりも深い男性。「関学大選手らへのタックルは、選手個人としても、監督の指示としてもあり得ない悪質なプレー」と指摘し、「相手の悪質なプレーで選手が負傷する可能性があるのだから、試合中止を求める大学が相次ぐのも当然だ」と話した。

zakzakの最新情報を受け取ろう

関連ニュース