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【小田幸平 ODAの第2捕手目線】「歯がゆい」を連発する広島・鈴木誠也に成長を見た (1/2ページ)

 「歯がゆいです」。先日、久しぶりに顔を合わせた広島の鈴木誠也外野手(23)はその言葉を連発しました。

 昨年、4番に定着しMVP級の活躍をしていたのに、8月22日の横浜DeNA戦(横浜)の守備中に右足首を骨折し、残りのシーズンを棒に振りました。今季も開幕早々、下半身の張りを理由に戦列離脱。4月18日に1軍復帰を果たし、本来の打撃を取り戻しつつありますが、本人は「100%の動きはできないのが現状です。一塁に出塁していて、“いける”というタイミングがあるのですが、気持ちに足がついてこない。それがものすごく悔しい」ともどかしそうです。

 一昨年と昨年16個ずつ決めていた盗塁は、15日現在今季ゼロ。走攻守すべてで全力プレーが身上だけに、無念さは察するにあまりあります。一方で、この悔しがりように、誠也の成長がうかがえました。

 僕が彼と出会ったのは2013年。当時中日捕手で調整のため2軍の広島戦に出場した僕は、ドラフト2位で東京・二松学舎大付高から入団したばかりの新人・誠也の打撃をみて、「いいセンスした子がおるな」と印象に残りました。旧知の広島・内田順三2軍監督(現巨人2軍打撃コーチ)に聞くと、「1、2年後には1軍でレギュラーをつかんでいるよ」とうなずき初々しい若者を紹介してくれました。

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