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【高校野球 新・名将列伝】松井秀喜氏に背中を押され、指導者の道へ 星稜・林和成監督 (1/2ページ)

★星稜・林和成監督(1)

 コアな高校野球ファンにとって注目の対決の一つだったのが、星稜-日本航空石川。石川県からそろって今春のセンバツ大会に出場し、ともに8強入りした両雄が、春の県大会でも決勝で激突した。結果は、星稜の2年生投手・奥川が完封勝利(4-0)を収め優勝。監督の林和成(42)は、夏の連続出場へ手応えをつかんだ。

 2011(平成23)年4月から、北陸屈指の名門校の指揮を執って8年目。4度の甲子園を経験した林がいま感謝する相手は、松井秀喜だ。「あの言葉に背中を押してもらった。あれがなければ監督はしていない」

 1991(同3)年の春と、翌年の春と夏。遊撃手の林は1年先輩の松井と三遊間を組んで3度、甲子園に出場した。92(同4)年夏の、あの明徳義塾戦での5打席連続敬遠の時も、一番近くで松井の息遣いを聞いている。

 「相手の戦術だから仕方がないけど、負けた悔しさよりも、優勝候補と呼ばれながら果たせなかった寂しさがあった」

 日大に進んだ林は準硬式野球部に所属し、建築関係の家業を継ぐための勉強を始めていた。星稜の野球部長・本田実から「卒業したらコーチにならないか」という電話があったのは4年の秋。「迷いに迷って」相談したのが松井だった。

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