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【プロキャディーXのつぶやき】PGAの「鎖国政策」は世界中のシニアプロを敵に回す

 先週の今季シニアツアー5戦目のスターツシニア。相変わらずキング・オブ・シニアことプラヤド・マークセン(52)=タイ=は強かった。早くも今季2勝目で、賞金ランキング1位の定位置に就いたんだ。

 今年はシニアルーキーとして伊澤(利光)さんや小達(敏昭)さん、西川哲さんが加わり、少しは面白くなるかと思っていたが、現在のところマークセンの牙城は堅牢だ。

 それにしても、こんな「事件」が勃発しているとは知らなかった。スターツシニアの会場でインフォメーションボードをチェックしていた時のこと。日本語と一緒に英語で記された「2019年度PGAシニアツアー競技出場資格について」という告知があり、それを読んでいた外国人選手が怒声を上げたんだ。俺もすぐ合点した。

 その告知は、19年度から、PGA(日本プロゴルフ協会)会員と会員外の出場資格を分ける、という内容だった。

 19年度から新規出場資格として「18年度賞金ランキング30位以内のPGA会員外の上位5名。(但し、20年度までは既得権者として17年日本プロシニア選手権優勝者・盧建順は第1番とし、残りの4名分をランキング上位者にあてる。また、22年度は上位3名、23年度からは上位1名とする)」と記されていたのだ。早い話が外国人選手の締め出し、シニアツアー鎖国政策の実施を宣言したのだ。

 おまけに今季開幕戦から掲示されていたものの、日本語版だけで英語版は5戦めにしてようやく貼り出されたとのこと。これってあまりにも一方的で酷くないですか。

 「ご理解いただきますようお願い致します」と結ばれているが、できるわけがない! 外国選手に負けないよう、PGA会員は精進努力し、勝てば良いこと。過保護なプロ競技は衰退するだけだ。超閉鎖的な時代錯誤の新出場資格は、世界中のシニアプロを敵に回したとしか思えない。

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