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【ミラクルを呼ぶ男たち】相手の守備網を突き破るパス ボランチ・大島僚太が2年前の雪辱を期す (1/2ページ)

★大島僚太(25)

 密集の中でも相手守備網のギャップを見つけ、鋭い縦パスをねじ込む。昨季J1王者・川崎Fの心臓を担うボランチ大島僚太(25)は、西野ジャパンでも攻撃のスイッチを入れる必要不可欠な存在になりつつある。

 心が折れても不思議ではなかった。2016年9月1日。UAE代表とのW杯アジア最終予選初戦がA代表デビュー戦となった大島は、2失点に絡み悪夢の黒星発進の戦犯とされた。

 場所を埼玉スタジアムから敵地タイに移した5日後の第2戦では、ベンチ外。以降はハリルジャパンに招集すらされなくなったが、絶対に下を向かなかった。

 シャイで寡黙な性格と端正なマスクの内側に、強烈な自己主張を脈打たせる。バヒド・ハリルホジッチ前監督から「もっと声を出せ」と練習中にカミナリを落とされたときには、こんな言葉を残した。

 「声を出すと言ってもいろいろある。ムードメーカー役はやれる人がやって、僕は試合中に出していけばいいと思う」

 悔しさを糧に捲土重来を期し、変わろうと努力してきた大島の姿を、川崎Fの同僚、MF中村憲剛(37)は常に間近で見てきた。昨季の終盤には「僚太の守備はいつもすごいよ」と成長に太鼓判を押している。

 「というか、どんどんすごくなっている。僚太はあまり欲がないというか、欲を表に出さないタイプだけど、もっと得点に絡めれば日本の中盤でもトップクラスになる。今でも十分に怖い選手だけど、そうなればさらに怖さが出てくるし、普通に代表でもやれる」

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