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必勝祈願! 次戦相手セネガルを味わい尽くす 甘さとスパイス、ルーズさと丁寧さを併せ持つセネガル文化 W杯2018ロシア大会

 日本代表のW杯第2戦を前に、対戦相手のセネガルへの関心が高まっている。そこで東京都港区のアフリカ料理店「Blue Baobab Africa」を訪ね、セネガル料理やセネガル人気質を調査してみた。

 アフリカマスクや鮮やかな模様の布が並ぶ店内で、出てきたのは皿の中央に盛られた米の両隣にマスタードとレモンでタマネギを煮込んだ「ヤサ」と、トマトと鶏肉などを煮込んだ「チュ」を添えたセネガルの代表的な料理。「ヤサ」はタマネギの甘みが口いっぱいに広がり、スパイスの風味が食欲を刺激する。「チュ」はトマトベースのカレーに近く、日本人にも親しみやすい。

 オクラや牛肉などを煮込んだ「スープカンジャ」はスパイスの効いたガツンとくる味。「少し油っぽいと思ったら、付け合わせのレモンを搾ってみるとさっぱりとしておいしいです」と店主の下和田里咲さん。このセットで1400円だ。

 デザートには、あんこのように濃厚でなめらかな甘みのドライフルーツ「デーツ」と、コーヒー豆と刻んだスパイスを合わせて淹れた「カフェトゥーバ」をいただいた。現地では砂糖をスティック5~6本分入れて飲むというので試してみると、甘さのなかにスパイスが引き立ち、デーツとの相性もよかった。

 下和田さんがセネガル料理を提供するようになったのは、約3年前の開店当初、知人のセネガル人が店を手伝っていたことがきっかけ。その後、「何も言わずどこかへ行ってしまった」というが、そこがセネガル人らしさでもあるんだとか。待ち合わせで遅刻しても謝らず、逆に待ちぼうけに遭っても文句を言わずいつまでも待つという。

 サッカー人気も高く、街中でストリートサッカーを見かけることも。スポーツ選手でなくてもがっしりと鍛えられた体格の人が多いそうだ。

 甘さとスパイス、ルーズさと丁寧さを併せ持つセネガル文化。体力と規律を兼ね備えたセネガルサッカーに通じるものがあるのかもしれない。下和田さんは「セネガルがここまで注目されることもなかなかないので、セネガルを応援したいと思います」と話していた。(内藤怜央)