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“複雑条件戦”で勝利のコロンビア、逆転1位で決勝T進出 異様な空気に包まれ…セネガル無念 W杯2018ロシア大会

 日本戦の裏で行われたH組のもう1試合も、複雑な条件戦の中、激闘が繰り広げられた。コロンビア(FIFAランキング16位)がセネガル(同27位)を1-0で下し、同組1位で決勝トーナメントに進出した。

 試合前の同組順位は1位日本、2位セネガル、3位コロンビア。コロンビアは勝てば自力進出、引き分けでも日本の負けで進出という条件。セネガルは引き分け以上で自力進出、負けても日本が負ければ得失点差で争うという拮抗した戦いだった。

 前半はセネガルがスピードで押し、前半でコロンビアのエースMFロドリゲスが負傷交代する展開。同時進行だった日本戦の戦況も展開に大きな影響を与え、後半途中には日本が失点したとの情報が入ってスタンドは大喜び。日本が負ければ、両チームはそのまま引き分けで決勝トーナメント進出となるためだ。

 しかし、直後の後半29分にコロンビアが先制。CKからDFミナが打点の高いヘッドを豪快に決めた。セネガルは警告数の差で3位となってしまうため、シセ監督(42)は相次いでFWを投入。日本が勝利を狙わず時間稼ぎ戦術に出ているとの情報も入り、終盤はパワープレーで攻撃する場面もあった。

 スタジアム内は決勝トーナメント進出を確信したコロンビアサポーターと、1点でも取れば進出の可能性を残すセネガルサポーターの声援が入り交じる異様な空気に包まれたが、結局そのまま試合終了。セネガルは警告数の差で日本に競り負け、決勝トーナメント進出にはあと一歩及ばなかった。

 シセ監督は「これもルールだ。私はこのチームを誇りに思う」と潔く語り、最後まで走り抜いた選手をたたえた。コロンビアのペケルマン監督(68)も「セネガルは本当によくプレーした。われわれのプレーを維持するのが難しかった」とセネガルをねぎらった。