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【江尻良文の快説・怪説】3度目の原氏か待望の松井氏か… 殿堂入り表彰、並び立つ次期巨人監督候補

 今年新たに野球殿堂入りした元巨人の松井秀喜氏(44)、前巨人監督・原辰徳氏(59)、阪神・金本知憲監督(50)の表彰式が、オールスター第1戦(13日=京セラドーム大阪)の試合前に行われた。

 入団4年目で巨人の4番の座に就き、球宴に初出場するまでに急成長したのが和製大砲の岡本和真内野手(22)。2月の宮崎キャンプでマンツーマン指導した松井氏の手腕が改めて高く評価されている。

 巨人・長嶋茂雄終身名誉監督と松井氏の師弟関係は、史上初のダブル国民栄誉賞に象徴されるように、日本球界の伝説になっている。松井氏と岡本の新たな師弟関係を巨人OB、ファンが熱望するのは当然だろう。

 高橋由伸監督は就任1年目の一昨年が2位。昨季は球団史上11年ぶりのBクラスの4位。今季もリーグ3連覇を目指す首位広島に6ゲーム差をつけられ悪戦苦闘しているが、もともと原前監督の後任を要請された松井氏が固辞したのが原因だ。

 自らが種をまいた格好の、後輩・高橋監督の苦境。このまま3年連続V逸したら、今度こそ松井氏が後を引き受けるのが筋だろう。

 だが、一方で、今こそリーグ優勝7回、日本一3回の実績を誇る“常勝監督”原氏が、巨人史上初の3回目の登板を飾るべきだという待望論も根強い。

 「原監督も年齢的には今回が最後のチャンスだろう。公私ともに師と仰いだ藤田さんが2度にわたって、長嶋、王両監督の辞任後に男気を発揮して後任を務めたように、今こそ原監督の出番だろう。いきなり松井新監督では、高橋監督の二の舞いになりかねない」

 野球殿堂入りでにわかに高まってきた、巨人OB、ファンを二分する熱烈ラブコール。球宴後の高橋巨人の戦いぶり次第でもあるが、どういう形で決着するのか、これからがクライマックスで予断を許さない。(江尻良文)

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