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栃ノ心まで休場… 3横綱不在の異常事態 荒れる名古屋場所

 ■大相撲名古屋場所 6日目=13日、ドルフィンズアリーナ

 稀勢の里、白鵬に続き、鶴竜まで右ひじを痛めて休場。平成11年春場所の貴乃花、若乃花、曙の3横綱以来、名古屋場所は19年ぶりに3横綱全員休場という異常事態に陥った。

 「猛暑の中、横綱土俵入りを楽しみに見にくるお客さんには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と鶴竜の師匠、井筒親方(元関脇逆鉾)は陳謝した。

 こうなったら、なおさら頑張らないといけないのが大関陣だが、こちらも情けない限り。豪栄道は阿炎を下したが、同じかど番の高安は貴景勝に電車道で押し出され2敗目。館内からは「どうした。しっかりしろ」と罵声も飛ぶ始末だ。

 こうなると頼りは初日から圧倒的な強さで勝ち進んだ栃ノ心だが、こちらも玉鷲の小手投げに屈し初黒星でザブトンも飛んだ。しかも土俵に転がった際、右足親指を痛めた。「折れてはいないけど、外れたと思う」と言って、右足をひきずりぎみに車に乗り込んだが、7日目ついに休場に追い込まれてしまった。

 関取衆は正面入り口から場所入りすることになっているが、ひと目みようと炎天下で待ち続けるファンが熱中症で倒れ、救急搬送が相次いでいる。このため7日目から関取は裏の関係者入り口から入ることになった。この展開ではファンの目に触れない“裏口入館”もやむを得ないか。