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花咲徳栄、6度目甲子園ウラに“脳内改革” 急造エースが「脳科学」で開花 (1/2ページ)

 昨夏に埼玉県勢初の全国制覇を遂げた花咲徳栄が24日、北埼玉大会決勝で上尾を4-1で下し、4年連続6度目の夏の甲子園出場を決めた。スポーツの世界は勝つことより、勝ち続けることのほうが数段難しい。王者のマンネリ打破に「脳科学」が一役買った。

 「全国優勝して今年、大きな重圧が掛かることは分かっていた。選手たちにいかに新しいことに取り組ませて飽きさせないかが重要。例えば脳科学の分野とか」。岩井隆監督(48)は深紅の優勝旗を持ち帰るための工夫の一端を明かした。

 日本福祉大バレー部監督を務めるかたわら、全国で野球塾を主催する川端健太氏と3月に意気投合。脳の働きと心理学、身体操作を組み合わせた理論で高い評価を得ている気鋭の指導者に、今大会前や期間中にも選手への助言を依頼してきた。

 大きな恩恵を受けたのが、エース右腕の野村佑希投手(3年)だ。打っても高校通算56発の主砲を、岩井監督は「本質的には完全に打者」と認識しながら、昨年12月時点で背番号「1」を背負わせると決めた。「彼は打者の目線で相手を考えられる。スイングしそうな球種、カウントを的確に把握しているんです」。

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