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村田諒太を利用し追放…アマボクシング界の“ドン”山根明会長の恐怖政治 「コワモテな振る舞いで威圧」 (1/3ページ)

 アマチュアボクシング界でも“ドン”の横暴が暴かれようとしている。日本ボクシング連盟に所属する都道府県連盟の役員、関係者らが300人の賛同者を集めて「日本ボクシングを再興する会」を結成し、連盟内の不正に関する告発状を日本オリンピック委員会(JOC)などに対して27日付で提出した。同連盟の山根明会長は助成金不正流用などに加え、2012年ロンドン五輪金メダリストで現WBA世界ミドル級王者の村田諒太(32)=帝拳=のプロ転向をめぐり嫌がらせをしていた疑惑も浮上。夕刊フジ連載「格闘技裏通信」(毎週木曜日)を担当するジャーナリスト、片岡亮氏(45)が真相を明かす。

 ボクシング界の腐敗は世界的な問題になっている。世界統括団体の国際ボクシング協会(AIBA)が、汚職の改善が見られないとして、国際オリンピック委員会(IOC)に補助金の支払いを凍結され、2020年の東京五輪での実施から外される危機にひんしているのだが、日本国内においても組織の腐敗がクローズアップされた形だ。

 連盟の不正が告発されたという体裁になっているが、実のところ、この問題の核心は、連盟のトップである“ドン”の山根会長による独裁的な体制に対する反発でもあるのだ。

 「山根会長は会長就任からわずか1年後の12年、理事会で終身名誉会長となることを決めさせ、権力を絶対的にし、周囲をイエスマンで固めてきました。選手出身の連中が苦手な実務やカネの動き、交渉事に強かったことがそれを可能にしました」(アマボクシング関係者)

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