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【清水満 SPORTS BAR】有村智恵も違いを実感…“恵まれ過ぎた”環境の日本ツアー (2/2ページ)

 日本はどうか。女子は完全に“別スポーツ”として存在している。

 男子を上回る近年の隆盛は、「可愛い子が増えてスポンサーさんやギャラリーも喜んでくれている」(女子プロ協会関係者)。ギャラリーは“押しメン”を追っかけ、たとえナイスショットでなくても1打ごとに叫声があがる華やかさ?

 1990年代、不人気だった女子プロ協会を樋口久子さん(現特別顧問)が会長に就任しての“おもてなし外交”で、いまの隆盛を築いた。少々、ゴルフの本質とはズレ? がある気もするが、海外とは“異なる視線”で繁栄している希有な例なのだ。

 そういえば、有村は米国で下部ツアーも経験。ホテル代節約のために民泊し、自らバッグを担いだ。「本当に厳しい世界だった」と。日本では下部ツアーでもキャディーが付き、CS放送で全試合中継する。恵まれた環境だが、逆に“甘さ”を生み出しているとも…。

 日本から海外メジャー挑戦する日本選手はことごとくはね返されている現状がある。今週「リコー全英オープン」(8月2日開幕)には比嘉真美子、成田美寿々らが出場する。

 「日本は世界一…」という有村の言葉。米ツアーを主戦とする畑岡奈紗に期待がかかるが、そろそろ日本ツアー勢も環境だけでなく、力でも“世界一”を見せてほしい。(産経新聞特別記者・清水満)

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