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大谷の影響で高校生“二刀流”が大量発生!? 学生の「エースで4番」珍しくないが…最も可能性高いのは「岩手の2年生右腕」 (1/3ページ)

 第100回全国高校野球選手権大会(8月5日開幕=甲子園)の代表56校が出そろったが、今年の地方大会は、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手(24)の活躍に刺激されてか、“二刀流”候補が大量発生。西東京大会決勝(7月30日=神宮)で日大三に惜敗した日大鶴ケ丘の勝又温史(かつまた・あつし)投手(3年)ら、プロ注目の素材もいた。その実力の程を探る。(片岡将)

 勝又が投じた154球目の131キロカットボールは、捕手の要求よりも少しだけ内側に入った。日大三の4番・大塚にすくい上げられ、左翼席に飛び込むサヨナラ2ラン。突然の幕切れにマウンドに座り込み、呆然と着弾点を見つめるしかなかった。

 西東京大会ではまぎれもなく主役を張った。150キロ台の快速球を連発したかと思えば、クリーンアップに座り目の覚めるような長打を放つ。活躍を報じるスポーツ紙には『二刀流』の見出しが躍り続けた。

 この日は試合後、熱中症のためにけいれんを起こし都内の病院に救急搬送され、コメントを残すことはできなかったが、右腕はこれまで「投げるのも打つのも両方好きです。上のレベルでも二刀流? そうですね。続けたいです。大谷選手ほどの力はないですが、謙虚に力を伸ばしていきたい」とプロでの二刀流挑戦を口にしてきた。

 中日・中田アマスカウトディレクターは「投打ともに素材はトップだが、まだまだ投手として力を出し切れていない。球速はまだまだ伸びていくだろうね。ウチとしては150キロ以上を投げる選手は投手一本で考えたい」と通算30発以上の長打力よりも投手としての能力に魅力を感じている。巨人・青木スカウトも「150キロ以上を出せる投手はなかなかいない。負けん気の強い性格も投手向き」と、やはり投手優位とみている。

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