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大谷の影響で高校生“二刀流”が大量発生!? 学生の「エースで4番」珍しくないが…最も可能性高いのは「岩手の2年生右腕」 (3/3ページ)

 エンゼルス・大谷のプロ入り当初、メジャー行きを希望する右腕に二刀流の道を説いて入団に導いた日本ハムの大渕スカウト部長は「大谷(翔平)の場合は高校3年の時点でプロの1軍レベルの打撃があり、160キロのスピードがあった。いま名前が挙がっている“二刀流候補”たちは、素材的には素晴らしい才能を持っているが、荒削りな部分が多い」とプロで二刀流に挑むにはさらなる完成度が必要と指摘する。

 大谷翔という成功例が現れたからこそ、それに続こうという高校生が激増しているわけだが、大谷翔はメジャーでも群を抜く才能だけに、待ち受けるハードルは相当高いと覚悟しなければならない。

 あるプロのスカウトは「マスコミがゲタをはかせて二刀流、二刀流と騒ぎ過ぎ。“エースで4番”の高校生は昔からはいて捨てるほどいる。最近になって変わったわけではないよ」と苦り切っている。

 そんな中、大谷に続ける人材はいるのか。あるパ・リーグのスカウトは「最も可能性があるのは、大船渡の佐々木だろう」と明言する。岩手大会で1番打者を務めつつ最速154キロをマークした佐々木朗希(ろうき)投手(2年)。189センチ、81キロの細身の体形は大谷翔の高校2年時にそっくりともっぱらだ。

 16歳の右腕は9月に宮崎市で開催される「第12回BFA U18アジア野球選手権大会」に出場する高校日本代表1次候補名を連ねている。岩手大会3回戦の西和賀戦(14日=岩手県営)でマウンドに上がることなく敗退した剛腕は、秋に真価を見せてくれるはずだ。

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